ブログ改造日記 13: IFTTTとInstagram Feedの設定

IFTTTとInstagram Feedの設定

今回の記事ではIFTTTとInstagram Feedの設定について書いてみる。それぞれを一言で説明するとIFTTTは異なるWebサービス同士を連携するために使用するサービスで、Instagram FeedはInstagramに投稿した写真や動画をWordPressで表示するためのプラグイン。IFTTTは以前からInstagramに投稿した際に、Twitterに画像付きで自動投稿するために使用していた。その設定の仕方については以前記事で紹介したので、その時に参照したリンク先を紹介しておく。(1)Instagramの写真をtwitterに反映! IFTTTをまだ知らないの?最近Cross Media ArtsをX Media Artsに改名し、TwitterやInstagramなどのアカウント名もそれに合わせたので、今回はIFTTT上でのそれぞれのアカウント名の変更の仕方を紹介する。またInstagram Feedについては、以前からサイドバーにInstagramのFeedを掲載したいと思っていたので、そのやり方について紹介する。

IFTTTでTwitterとInstagramのアカウント名を変更する方法

それでは早速、IFTTTでTwitterとInstagramのアカウント名を変更する方法について説明していく。IFTTTにアクセスし、サインインする。

IFTTT: Twitter

Twitter > Settings > Edit Connectionで変更可能。

IFTTT: Instagram

Instagram > Settings > Edit Connectionで変更可能。

それぞれ無事に変更できた場合はConnected asの部分が新しいアカウント名に変わっているはずで、View Activity Logを見ると変更の履歴が載るはず。

InstagramのFeedをサイドバーに掲載する方法

続いてInstagramのFeedをサイドバーに掲載する方法について。まずInstagram Feedをダウンロードし、Plugins > Add New > Upload Plugin > Choose Fileで先程のzipをそのままアップロードする。次にActivateを押してプラグインを有効化する。それができたらInstagram Feed > ConfigureでLog in and get my Access Token and User IDをクリックする。そしてそこで取得したUser IDの数値を入力し、Save Changesをクリックする。その後はWidgetsでTextをBlog Sidebarに追加し、以下のように記述する。

Title: Instagram
Text: Instagram Feed > Display Your Feedに書いてあったショートコード。(instagram-feedを[]で囲ったもの)

これで設定は完了。

SNS更新について

ブログ改造日記を続ける中でTwitter Cardの設定ができるようになり、InstagramについてもTwitterとWordPressの連携が可能になった。これまでSNSを活用してこなかったのは、これらの設定を後回しにしてきたからという理由が大きい。しかし今回これらの問題が解決して色々準備が整ったので、これからはTwitterとInstagramを基本的に毎日更新する予定で、NILOGなどの更新情報もTwitterで流す予定。対象によっては日本語と英語を両方使用して実験していきたいが、これらのSNSはパブリックな意識が強いので、Mastodonの方は引き続きどうでも良いプライベートな情報のみをTootしていくつもり。よろしければFollow、Share、Likeなどお願いいたします。

追記

Instagramに投稿してからTwitterに反映されるまでに時差があることがあるので、その解消方法について追記しておく。

まず以下のページにアクセスし、My Appletsから使用しているInstagramのアプレットをクリック。

IFTTT: Instagram

Check nowをクリックする。

以上で即座に反映されるはず。このプロセスを踏む場合は自動投稿のメリットは消えるが、写真とリンク付きで投稿できるという機能は魅力的なので、もし投稿しても中々反映されないと困っている場合は試してみてはいかがだろうか。

ブログ改造日記: 連載記事リンク

ブログ改造日記 1: デザインの変更と機能の追加

ブログ改造日記 2: ブログに関する問題点

ブログ改造日記 3: 自滅としてのグーグル八分

ブログ改造日記 4: 「Table of Contents Plus」の限界と自作目次の導入

ブログ改造日記 5: 「All in One SEO」から「Yoast SEO」へ

ブログ改造日記 6: Googleのインデックスに関する問題点

ブログ改造日記 7: 「Broken Link Checker」の導入と自作目次の改善

ブログ改造日記 8: 両端揃えの導入

ブログ改造日記 9: Headerの高さを調整してみた

ブログ改造日記 10: Twitter Cardの設定

ブログ改造日記 11: footnotesというプラグインで脚注を導入してみた

ブログ改造日記 12: カテゴリ整理

ブログ改造日記 13: IFTTTとInstagram Feedの設定

「VOX PLUS BE 3DVR ゴーグル」の使用感とYouTubeお薦めVR動画5選

VRによる身体性と臨場感の拡張

VRは身体性の拡張装置であると共に臨場感の拡張装置でもある。物理空間から情報空間に広がる空間を全て瞑想空間、つまり人間の認知空間の範囲内だとするならば、その空間において身体性と臨場感を拡張し、運動することは元来達人や一部の天才にしかできなかった。しかしコンピュータが発明され、iPhoneやiPadなどのデバイスが発明され、VRゴーグルやMRゴーグルなどが発達し、XR (Cross Reality) が当たり前になる世界でにおいては誰もがその瞑想空間をリアルに体験することができる。例えば瞑想の達人はその情報空間におけるイメージで火傷を負う、ショック死するほどの臨場感を生成することが可能だが、デバイスによる身体性と臨場感の拡張により今では一般人がそれに近いレベルの体験をすることが可能になった。また例えば閉鎖された空間は懲罰の象徴であったが、独房に閉じ込められたとしても、瞑想の達人であればハワイのビーチでのんびり日光浴をすることが可能であっただろう。しかし今では囚人にVRゴーグルを渡せばそれと同じような体験をすることが簡単に可能になる。他にも自分の経験で言えば過去に「VR ZONE Project i Can」で「脱出病棟Ω」というホラー系VRコンテンツを体験したのだが、敵に捕まって処刑されそうになったことで真面目に死にかけ、一緒にプレイしていた友人に必死に助けを求めた。ホラー系はそこまで苦手な方ではないのだが、その時の経験からホラー系VRにはかなりの苦手意識がある。しかし逆に考えてみればVRゴーグルは従来のホラー体験で満足できない人の満足度を満たす可能性があるとも言える。このようにVRによる身体性と臨場感の拡張は万人の瞑想空間における体験を豊かにする効果がある。

「VOX PLUS BE 3DVR ゴーグル」の使用感

それでは本題の「VOX PLUS BE 3DVR ゴーグル」の使用感について、以下に箇条書きでまとめてみる。

・瞳孔間距離と焦点距離を調整できるため、近視、遠視に対応している。実際に近視であってもコンタクトや眼鏡を装着することなく楽しめた。ちなみに眼鏡と乱視には対応していないので注意が必要。

・VRは音の有無によって没入感が大きく変わるので、ヘッドフォンは必須。これに関してはゴーグルとヘッドフォンが一体化していてコードレスな快適さがあり、スマホとの接続と装着の仕方も簡単だった。またゴーグルを装着した後に音量調節をすることも可能。

・スマホを充電しながら使用できるのは便利。

・慣れの問題もあるが、動画の内容と長さによっては「VR酔い」をする。ただしこれはVRゴーグル一般の特徴なので、特にこのVRゴーグルに問題があるわけではない。

・ゴーグルを装着しながら画面をタップする操作のみ可能だが、それ以外の操作ができない。なのでゴーグルの蓋を毎回開けて、スマホ操作をしなければならないのが不便。ただしこれは別売のリモコンがあれば解決する問題。

「VOX PLUS BE 3DVR ゴーグル」については上記のように概ね良い印象を持ったし、デメリットの部分は仕方ない部分か解決可能な部分である。なのでコストパフォーマンスも含め、総合的に見て相当お買い得のVRゴーグルであると感じた。「Google Cardboard」よりは良いものが欲しいが、「Oculus Go」などを手に入れる前にワンクッション欲しい人、もしくはVRゴーグル初心者に特にお勧めの商品になっている。

YouTubeお薦めVR動画5選

それではここからはYouTubeお薦めVR動画5選ということで、個人的に体験した中で特に良かったYouTubeのVR動画を5個紹介して終わりたい。

リラクゼーション系

最初に紹介するのはリラクゼーション系の動画である、「360 VR VIDEO」。これはGLASS CANVASのためのPVであり、360度VR動画になっているため毎回違った風景を楽しめる。また実写ではなくCGをフル活用したウォータースライダーになっており、海、森、空を含んだ自然や海外の風景を含んだ新感覚の体験ができる。リラクゼーション系では他にも実写のスキューバダイビング系やビーチ系がお薦めだが、今回は様々な要素が盛り込んであり、繰り返し体験しても飽きないこの動画を選択した。

スカイダイビング系

次に紹介するのはスカイダイビング系の動画である、「SkyDive in 360° Virtual Reality via GoPro」。スカイダイビングを体験したことのない人は沢山いるだろうし、体験するのは怖いがどんなものなのか知りたいという人も多いかと思う。この動画はそのようなスカイダイビング未経験の人に特にお薦めの動画で、スカイダイビングの一連の流れがリアルに体験できる。スカイダイビング系の動画は他にも幾つか見たが、クオリティの面でこれがベストだった。

ホラー系

次に紹介するのはホラー系の動画である、「【360度動画】ホラーな世界を疑似体験 「後ろの正面だあれ…?」夜の小学校に潜む影」。360度VR動画とホラーは異様に相性が良いが、その理由はタイミングの予測不可能性にある。360度VR動画では周囲を見渡すことが可能であり、それ故に通常の動画と違って気を抜いたタイミングで突然恐怖の対象を発見してしまうことがある。恐怖と驚きは似て非なる感情ではあるが、互いに影響を与え合う感情でもあり、驚きのタイミングが分からないことにより、恐怖感もまた増していく。これは通常のホラー系の映像にはない特徴だ。またお化け屋敷よりも怖いと感じる部分があり、それはお化け屋敷には前提として恐怖の対象が自分に危害を加えることはないし、最悪いつでも逃げられるという安心感があるが、VR動画では本当に自分を襲ってきているような没入感があり、また耳元で音が鳴り続けることによって恐怖が持続し、逃げられない錯覚に陥る。今回紹介した動画はホラーではお約束の物語、展開を描いているものになるが、視点を動かさなくても怖いし、視点を動かす度に見てはいけないものを発見してしまう。360度動画なので見返す度に新しい発見があるはずだが、二度と観たくない。

映画系

次に紹介するのは映画系の動画である、「360 Google Spotlight Stories: HELP」。5分以内に終わる動画だが、一応物語に起承転結はあり、コンパクトにまとまっている。映画とVRの相性についてはもっと色々体験しなければ分からないことが多いが、VRの台頭によって映画館は別の付加価値を生み出さなければこの先生き残っていけないのは確か。現在音楽におけるライブの価値はCDの価値と反比例して上がっているが、映画における上映の価値はDVDやBlu-rayの価値と比例して下がっていく。またYouTubeなどの動画プラットフォームではある程度短い動画が歓迎される傾向にあり、そうなると長編映画は今後ますます厳しくなっていくかもしれない。ただむしろ自主制作の短編実験映像作品などは手軽に作れ、手軽に見られる状況になるかもしれず、VRなどを利用した実験的な作品に関しては新しい回路が開ける可能性もある。この作品はハリウッド的起承転結を短時間でまとめた作りになっており、一見の価値はある。

アート系

最後に紹介するのはアート系の動画である、「Dreams of Dali: 360º Video」。本動画はサルバドール・ダリによる《Archeological Reminiscence of Millet’s Angelus》を題材に、VR動画としてその世界を探索する内容になっている。このような試みをするためにはその絵画世界における想像力を拡張し、補助線を引きつつ再現する能力が必要となるが、本動画は元の題材を殺すことなく見事に昇華した作品となっている。また近年の潮流で言えばバイオアートやVRアートによってシュルレアリスムの復権の兆候がある。そういう意味ではアーティストは大竹伸朗などの感性丸出しの感覚をむしろ拡張するのも一つの方向性としてあるのではないかと思い始めており、その観点からも興味深い。ちなみに途中で出てくるアルベルト・ジャコメッティ的な細い足長の象が歩く様子は、Gotyeの「Eyes Wide Open」の世界観も連想させた。

また本動画では従来の絵画作品に奥行きを与える作品となっているが、この方向性を徹底したとすれば森村泰昌のセルフ・ポートレートのように作品の登場人物に「なる」という方向を別の方向に拡張できそうな感じもする。ついでにこの方向性と最も相性の良さそうな、ズジスワフ・ベクシンスキーの絵画で同じような試みをしている「beksinski360」というVR動画を発見したので、そのリンクも張っておく。

いずれにせよ、本動画はアートに興味のある方は一見して損はしない動画になっている。

今回の記事のまとめ

今回の記事をまとめると、まずVRは身体性と臨場感の拡張をする技術であることをまとめた。次に「VOX PLUS BE 3DVR ゴーグル」は総合的に見て満足できる商品であり、VRゴーグル初心者にお薦めであることを紹介した。最後にYouTubeお薦めVR動画5選ではリラクゼーション系、スカイダイビング系、ホラー系、映画系、アート系の5系統に分けて動画を掲載したが、今回紹介した動画以外にも定番のジェットコースター系やサメ系など楽しめるコンテンツは数多くある。未だにVRゴーグルを試して数日しか経過していないので、この先掘り下げればまだまだ興味深いものが沢山見つかるだろう。またアーティストとしてはVRを利用したコンテンツ作りには以前から興味があったので、この機会を活かして簡単な作品を作ってみようかと思っている。

VOX PLUS BE 3DVR ゴーグル
VOX PLUS BE 3DVR ゴーグル
VOX PLUS

サイトブロッキング問題について整理してみた

音楽業界と漫画、動画業界

反復の構造

最近話題になっているサイトブロッキング問題については幾つかの文脈が複雑に入り乱れているので一見分かり辛いが、極めて単純に整理してしまえば音楽業界が辿ってきた道を漫画業界や動画業界が改めて辿っているという状況であり、同じような問題が反復して起こっているということになる。つまり音 (聴覚) と光 (視覚) という違いはあるものの、それらをデジタル化されたデータとして捉えれば同様であり、それらのコンテンツをどう扱い、販売するべきかという問題だ。音楽においてはCD販売からMP3やAACなどの圧縮ファイルによって海賊版が流行すると共に、ダウンロード販売が隆盛し、後にサブスクリプションモデルに移行して現在に至る。その流れを漫画に当てはめると、書籍販売からZipやRARファイルなどの圧縮ファイルによって海賊版が流行すると共に、電子書籍販売が隆盛し、現在はサブスクリプションモデルが待たれているが決定的なサービスが登場しないため、「漫画村」が流行したということになるだろう。同様の流れを動画業界に当てはめると、DVDやブルーレイ販売からMP4やAVIなどの圧縮ファイルによって海賊版が流行すると共に、ダウンロード販売が隆盛し、後にサブスクリプションモデルが登場したものの、「Anitube」、「MioMio」などが流行したということになる。

サブスクリプションモデル

こういった海賊版サイトが流行している状況に対して対症療法的に対処する方法として、サイトブロッキングが考案されたという流れになる。その是非に関しては一旦脇に置くとして、人間は一度得た利便性から後戻りすることはできないと考えると、一度は無料で漫画や動画を体験することができた経験を持つ人間が「漫画村」、「Anitube」、「MioMio」などのサイトが閉鎖したからといって今後漫画や動画を購入するようになるかどうかは疑わしい。よって漫画や動画を購入する方向へ誘導するよりは、サブスクリプションモデルで海賊版サイトと似たような利便性を確保した上で、収益化できるようなサービスの登場が待たれる。サブスクリプションモデルに関しては作者への還元率が度々問題になるように、プラットフォームとコンテンツ提供者の力関係の問題が常に付きまとう印象があり、採算が取れるかという問題もあるが、現実的に考えて他の方法が思い付かない以上そこに真剣に取り組んでいくしかないだろう。

サイトブロッキングに関する四つの問題

単純に表層に見えている部分だけを整理すれば上記のような結論になるが、先程言及した通り、サイトブロッキング問題に関しては幾つかの文脈が複雑に入り乱れている。それらを整理すると大別して技術的、効力的な問題、代替案の問題、法律的な問題、政治的な問題の四つの問題に集約される。

技術的、効力的な問題

まず第一に技術的、効力的な問題が挙げられる。今回のサイトブロッキングで使用されるのはDNSブロッキングという方法だ。ブロッキングには大別すればフィルタリングとブロッキングが存在し、前者は事前にユーザーの同意を得る、後者は事前にユーザーの同意を得ないという違いがある。このサイトブロッキングにはISPの協力が不可欠であり、幾つか穴はあるものの、技術的には実現可能な方法である。しかしたとえ技術的にはサイトブロッキングが可能だとして、この方法では無関係なサイトが遮断されるオーバーブロッキングと関係あるサイトが遮断されないアンダーブロッキングの問題が必ず付きまとう。つまりサイトブロッキングに関するリストは半永久的に更新され続けなければならないが、そのコストは誰が支払い、その妥当性はどのように判断するのかが不明瞭である。またそこまでのコストをかけてサイトブロッキングをしたとして、現在抜け道の存在しないサイトブロッキングの方法は確立されておらず、最終的にはいたちごっこの徒労に終わる可能性がある。例えばDNSブロッキングに対してはIPアドレス直打ちで回避する方法(1)DNSブロッキングは筋が悪いのか?やパブリックDNSサービスなどを使用することで回避できる(2)海賊版サイトのブロッキングは“抜け穴“だらけ 実効性に疑問の声 (2/3)。そう考えるとサイトブロッキングが最良の方法かは疑問の余地が残る。

代替案の問題

またサイトブロッキングに対する有力な代替案としては広告収入源を絶つということが考えられる。これは要するに海賊版サイトに共犯的に協力する広告代理店や広告主に対する法律的な規制を作ることで、海賊版サイトが金銭的に儲からないようにするということだ。これに関しては相手が海外のアドネットワークを使用していたり、モラルが欠如している場合は従わない、また収入源を気にしない場合は効力を持たないという川上量生による指摘は正しい。(3)ブロッキングについてただ彼も認めているように、それらの状況に当てはまらない場合は一定の効力は見込めるはずなので、今回の件に限らず広告収入源を絶つという方向性での立法化は進めていくべきだろう。他にも「DMCA」を活用した方法なども考えられるが、確実にいたちごっこになることと、そもそも「DMCA」は原理的に悪用を防ぐことが難しいという意味で代替案としては弱い。

法律的な問題

さらにサイトブロッキングは法律的には確実に問題を抱えている。その問題の中心にあるのが「通信の秘密」についてだ。そもそもサイトブロッキングをするべき理由は海賊版サイトによる著作権侵害にあるわけだが、サイトブロッキングという手段を講じることにより、通信、検閲、表現に関する憲法や法律を侵害する可能性がある。この問題に関しては主に日本国憲法第21条2項と電気通信事業法第4条1項に書かれており、オーバーブロッキングに対して違法阻却事由である正当行為、正当防衛、緊急避難が適用されるかどうかが争点になる。(4)ブロッキングの法律問題そもそも海外という日本の憲法、法律の効力が及ばない範囲にある海賊版サイトに対しては超法規的措置によって対処するしかないという主張は一定の説得力を持つ。しかし法律は前例に縛られるし、一度前例ができあがってしまえばそれが乱用されるリスクがある。もちろんサイトブロッキングが現状の法律上問題ないと解釈する立場もあるが、これに関しては今後も議論が続くはずの論題であり、超法規的措置はできるだけ作らない方が良いというのは確かなことだろう。

政治的な問題

そして先日NTTが海賊版3サイトに対してサイトブロッキングを実施する旨を発表した。(5)インターネット上の海賊版サイトに対するブロッキングの実施についてここで既に閉鎖され、機能停止している海賊版3サイトに対してサイトブロッキングをする合理的な理由は何なのだろうか?これはあくまで推測の話になるが、NTTが今回の決断をするのに至った理由としてはドワンゴとの関わりが大きいと見られ、そうだとすれば業界の面子を立てるという意味が考えられる。もう一つの理由としては見せしめとしてサイトブロッキングの前例を作ることで、これ以上の海賊版サイトの拡大を防ぐためと、今後登場する海賊版サイトや現在存在している海賊版サイトに対する牽制の意味合いがあると考えられる。これらに関する是非は置いておいたとしても、この政治的な問題が法律的な問題よりも優先して考えられた結果がNTTの発表に繋がったと考えるのが妥当だろう。

今回の記事のまとめ

今回の記事を書いてみて思ったが、サイトブロッキング問題は体罰問題と似ている面があると感じた。体罰は法律で禁止されており、倫理的に考えても禁止されることは妥当である。一方で教師は体罰を禁止されていることで不良生徒に舐められ、モラルに訴えかけても指導が行き届かない現状もある。要するにサイトブロッキング肯定派は体罰肯定派と立場が類似しており、教師を舐める不良生徒が海賊版サイトの運営者という構図になる。また体罰以外の方法での解決を探る立場が広告収入源を絶つなどの立場になるだろう。今回の件ではどうせ何をしても手出しはできないと高を括っていた不良生徒が、法律の壁を超えて教師がガチで殴りにきたことにビビり、一目散に逃げていったという流れになった。そういう意味ではサイトブロッキングをするという発表自体には一定の効果があったのだろう。しかしだからといって体罰を肯定すべきかどうかは別の問題だし、乱用すべき方法でないことは確かであり、今後も有効な方法であるとも限らない。これを別の観点から大雑把に言えば、手続き論と内容論の対立の問題だと言い換えることができる。また今回の件に関しては作品を制作する立場、消費する立場、プラットフォームを作る立場、それぞれの立場から考えさせられたことが多い。その中で正当な対価が正当な場所へ流れる、そのたった一つのことを実現することが何故こんなにも難しいことなのかを考えた際に、貨幣経済やインターネットという仕組み自体が根本的にそれに向いていないんじゃないかという仮説に想いを巡らせながら、今回の記事を締めたいと思う。

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の読解

本書の内容

本書の役割

新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』を読了した。一言で言えば賛否両論あるにしてもAIに興味のある人、つまり全人類必読の書といっても過言ではない。本書の役割としては松尾豊『人工知能は人間を超えるか: ディープラーニングの先にあるもの』と同様、加速度的に注目が集まりバズワードと化した「AI」に何ができて、何ができないのかをはっきりさせた上で、未来の見通しを語るというものになっている。ただ本書が『人工知能は人間を超えるか: ディープラーニングの先にあるもの』と大きく違う点があるとすれば、著者は「AI」について研究を深めた後に、「人間」についての研究に着手し、驚くべき事実を発見したということだ。そのキーワードは「読解力」ということになるが、それも含めてまず本書の要約をしてみる。

本書の要約

本書の要約では論点を明確にするために、章ごとに重要なポイントを絞り込み、自分なりの言葉も付け加えつつ要約してみる。

第1章

「真の意味でのAI」と「AI技術」は異なり、前者は強いAI、後者は弱いAIのことを指す。本書では現在存在しない前者ではなく、後者のみについて扱うが、Deep Learningを始めとした後者の「AI技術」では可能なことと不可能なことがはっきりしている

第2章

ビッグデータ、スパコン、量子コンピュータを使用したとしても、現在の「AI技術」の延長線上には必ず限界がある。その限界はIBMのワトソンや東ロボくんが示しており、シンギュラリティは来ない。またその限界とはつまり「AI技術」には意味が理解できないということであり、そもそも計算機にできることは四則演算のみであるという数学的な限界である。そもそも数学でできることは論理、確率、統計の三つしかないが、これらを駆使したとしても「AI技術」が意味を獲得する日は来ない。

第3章

一方で人間が将来的に「AI技術」に代替されないためには、「AI技術」が苦手な部分、不可能な部分に焦点を当て、その能力が優れていれば良いはず。その基盤となる能力は「読解力」ということができるが、独自開発した大学生数学基本調査やリーティングスキルテスト (RST) によって基礎的読解力を調査したところ、大半の学生は意味を理解しない「AI技術」と同等かそれ以下のレベルの「読解力」しか有していないことが判明した。これはつまり問題文の文章や教科書がそもそも読めていないということも示唆し、この状態では学習すること自体が不可能である。

第4章

「AI技術」は意味を理解しないという重大な欠陥があることが分かったが、一方で人間の大半も「読解力」という「AI技術」が苦手な分野ですらそれと同等かそれ以下の能力しかない。これはつまり「AI技術」が苦手、もしくは不可能な部分をできる人間が圧倒的に少ないことを示しており、大半の人間は「AI技術」に代替された仕事以外の部分での穴埋めをすることすらできない。つまり未来予想図としては未曾有の「AI恐慌」のような世界的な大恐慌が起こることが予想される。

個人的な見解

全体的な見解

まず本書の内容に関しては概ね賛同する。強いAIが原理的に不可能であるとは思っていないが、仮にそれが実現するのだとしたらDeep Learningなどの確率、統計的な手法を駆使した弱いAIの延長線上ではなく、全く異なる次元のパラダイムシフトによって起こるしかないだろうと考えている。現在のAIの延長線上では論理から確率、統計的な手法にシフトした四則演算可能な哲学的ゾンビにしかならないという意味で、強いAIの実現を含めた意味でのシンギュラリティには懐疑的である。ただし現在の数学も発展途上であることや、プログラミング言語は数学的な言語と自然言語的な言語の性質を併せ持っているという意味において、数学の限界が直ちに計算機の限界であるという主張には同意しかねる部分もある。

茂木健一郎の指摘について

またうろ覚えではあるが、以前茂木健一郎が東ロボプロジェクトについて、東大に合格することをゴールとすること自体がくだらないというようなことを言っていた記憶がある。しかし本書を読めばその指摘が完全に的外れであることが分かる。何故なら著者の言葉を引用するならば「私は東大に合格するロボットを作りたかったのではありません・・・・・・・・。本当の目的は、AIにはどこまでのことができるようになって、どうしてもできないことは何かを解明することでした。」と書いてあり、それが研究を通して実践されているからだ。またこのプロジェクトをやり始める以前に同著者が書いた『コンピュータが仕事を奪う』という本がSFコーナーに置かれていたというショックな体験が、彼女に「東大」という日本人にとっては盲点になりづらい象徴をあえて掲げさせたのだろうと理解することもできる。そもそもクオリアという統計的手法では解明不可能なテーマに挑んでいる茂木健一郎は本書の内容には概ね同意するはずなのだが、「東大」という権威がゴールになることについて反対し続けるという姿勢が結果として彼の目を曇らせてしまっているのだろうか。

「読解力」について
「読解力」の有無により断絶する世界

本書の魅力は何と言っても「読解力」の重要性の再発見にある。自分の中でも人とのコミュニケーションが成り立たないのは何故か、人が学習しないのは何故かというのは長年の疑問であった。しかし本書で挙げられているように、そもそも基礎的な「読解力」が不足しているからという事実により全てはパズルのピースがはまったかのように理解できる。例えば書いた内容、喋った内容に関しては程度の差こそあれ、伝わっていることを前提にしてしまいがちであるが、その前提が全く伝わっていない世界があり、そしてその状況は実は人間の世界の大半を占めていたという事実は重い。そしてそういった人間に対して何かを教えようとしても、そもそも基礎的な「読解力」が不足しているために、参考文献や教科書を読むことができず、そこには成長の可能性がない。一方で基礎的な「読解力」がある人間は今の時代「MOOCs」などを利用してMIT、Stanfordなどの世界トップレベルの大学やその道の専門家、プロの授業を通して幾らでも学習していけるので、そこには無限の隔たりが生じてしまうことになる。(1)MOOCsについてさらに人間は同レベル人間と集まりやすいという性質を考慮すれば、あるグループ内部では「エコーチェンバー現象」によって事実ではないものがあたかも真実かのように流通することになってしまうということにもなる。(2)「エコーチェンバー現象」

田村淳の青山学院大学受験

また以前田村淳が番組の企画で青山学院大学を受験して不合格になっていたことがある。その挑戦自体や結果についてとやかく言うつもりはないのだが、仮に彼が本気だったとしてその意味については理解できない部分がある。人にはコンプレックスや名誉欲というものがあり、単純に学歴に対するコンプレックスがあったり、政治に興味あるのだとしてその布石としての学歴獲得という意味なら、賛同はできないが理解できなくもない。もちろん大学には教授がおり、特定の教授に教わることができるというメリットはあるかもしれないが、そもそも田村淳は芸能界という強力なコネとコミュニティを持っている人間だ。その人間がわざわざ一般入試で大学に入り、その大学の学部でしか学べないことというのが本当にあるのかどうかが分からない。さらに法律については幾らでも書籍があるし、オンラインのコースもあるし、彼が欲しているのは学部ではなく法科大学院レベルの知識な気もするし、そのコネとコミュニティを駆使すれば受験のように1対1でより効果的な教えを受けることだって可能に見える。そういう意味で何故「AI技術」に代替されない方向の能力を磨いてきたはずの人間が、わざわざ「AI技術」に代替される方向の能力を求めてしまうのかという部分が根本的な疑問なのだが、これに関しては社会との関係性や個人の心理的な状況を含めたものであり、答えが明確であっても解決は難しい問題なのだろうなと思う。

「読解力」とIQに関する仮説

最後に本書とは直接は関係のない仮説ではあるが、それについて書いてみる。簡単に内容を言えば、IQすらも後天的に上げることが可能であるという仮説だ。しかしそのIQを上げるスパイラルに入るための最低限のIQというのは存在する気がしていて、仮にIQが抽象空間での運動能力を指すのだとすれば、イメージにリアリティを持たせることや並列化して処理することがある程度できるレベルということになる。その基礎的なIQがあれば、そこからは訓練によってIQを上げることが可能になるのではないかと考えているのだが、これは先程の「読解力」の話の構造とも似ている部分がある。要するに最低限の「読解力」やIQがなければそれ以降の成長が全く望めないポイント、無限の成長は望めないがある程度成長できるようなポイント、それらを備えていれば無限に成長できるようなポイントの三つが存在しているということだ。大半の人間は最初の二つのどちらかのポイントに属するのだが、稀に最後のポイントに属する人間がおり、その人間は勝手にスピードを加速しながら学習し続けるので天才と凡人の差よりも天才と天才の差の方が遙かに大きいというような状況になるのではないかということだ。ここで2番目のポイントにいる人間を3番目のポイントに移行することが可能か、つまり秀才が天才になることが可能かという命題も興味深いのだが、何よりも大事なのは1番目のポイントにいる人間を2番目のポイントに移行することが可能かという命題だろう。本書ではその方法は不明とされており、状況は一見絶望的に思える。しかし、この命題をクリアしなければ「真の意味でのAI」どころか「AI技術」にすら代替されてしまう人間たちという構図が早々に実現化してしまう可能性が高く、その対策についてはAIや教育についての研究者、実践者だけでなくさらに幅広い分野の知を統合して解決に当たる必要がありそうだ。

AI vs. 教科書が読めない子どもたち
AI vs. 教科書が読めない子どもたち
著者: 新井紀子

人工知能は人間を超えるか: ディープラーニングの先にあるもの
人工知能は人間を超えるか: ディープラーニングの先にあるもの
著者: 松尾豊

ブログ改造日記 11: footnotesというプラグインで脚注を導入してみた

脚注について

脚注とは引用、参照、解説、補足説明などの目的で文章中に挿入される注釈のことを指す。脚注は本や論文などでも使用されることが多く、中には本文より脚注の方が充実しているのではないかという種類の文章に遭遇することもある。具体的な記号や書き方などには完全に決まった形式があるわけではないが、通常は記号と番号が該当する文章に付属して書かれ、文章の下部などにまとめてその注釈の内容が書かれることが多い。脚注を付けることによる効果としては文章が一気にプロっぽくなるということが挙げられるが、それ以上に補足情報をまとめて掲載することで文章全体の構造がしっかりするということが重要なポイントである。

footnotesの導入

先日その脚注を記事中に導入してみたいと思い、その方法について調べてみた。その過程でWordPressの場合はfootnotesというプラグインが評判が良いことが判明。そこでそのfootnotesを導入してみたので、今回の記事ではその導入の過程を説明していきたい。といっても導入の仕方は非常に単純で、まず以下のプラグインをダウンロードする。

footnotes

そしてプラグインをActiveにする。基本的にはプラグインの導入はこれで完了。使用方法としてはEdit Postの画面で脚注を挿入したい部分に(の記号を連続で2回、)の記号を連続で2回入力する。その記号で囲まれた部分に、脚注に書きたい内容を書くだけでOK。

footnotesの設定

またManFisher > footnotes (Plugins > footnotes > Settings) からfootnotesの設定ができる。ここから様々な項目が設定可能だが、今回はNILOGで変更した部分だけ説明してみる。まずReferences Container > References label:。ここにはデフォルトでReferencesと書いてあるが、脚注に変更。これを変更することで、下部に表示される文字がReferencesから脚注に変わる。次にCustomize > Superscript layout > Before Footnotes index:。ここにはデフォルトでは何も書いてないが、(を追加。これを変更することで、文章中に挿入される記号の前側に(が追加される。基本的にはこれでNILOGで現在使用している設定は完了。他にもfootnotes stylingなどの部分を変更することで、囲いの記号を変更したり、数字の部分を変更したりすることができる。今回はかなりのマイナーチェンジだったが、これからも常時アップデートをモットーに、大小含めてブログ改造を継続していく予定だ。

追記

記事中では脚注の挿入に((と))というデフォルト設定を使用していた。しかし後にコードを記述する記事の一部でそれらの記号を使用しているため、必要のない部分に脚注が勝手に挿入されてしまうという問題が起こった。なのでfootnotes stylingのFootnote tag starts with: とand ends with: をそれぞれ別の記号で設定し直した。既に脚注の挿入をしていた記事は全て変更後の記号で書き直し済み。普通に記事を書いている場合は問題にならないと思うが、ブログ内でコードを記述する場合はデフォルトとは違う記号に設定し直すことをお勧めする。

ブログ改造日記: 連載記事リンク

ブログ改造日記 1: デザインの変更と機能の追加

ブログ改造日記 2: ブログに関する問題点

ブログ改造日記 3: 自滅としてのグーグル八分

ブログ改造日記 4: 「Table of Contents Plus」の限界と自作目次の導入

ブログ改造日記 5: 「All in One SEO」から「Yoast SEO」へ

ブログ改造日記 6: Googleのインデックスに関する問題点

ブログ改造日記 7: 「Broken Link Checker」の導入と自作目次の改善

ブログ改造日記 8: 両端揃えの導入

ブログ改造日記 9: Headerの高さを調整してみた

ブログ改造日記 10: Twitter Cardの設定

ブログ改造日記 11: footnotesというプラグインで脚注を導入してみた

ブログ改造日記 12: カテゴリ整理

ブログ改造日記 13: IFTTTとInstagram Feedの設定

ブログ改造日記 10: Twitter Cardの設定

無間地獄を経て

遂にこの時がやってきた。Twitter Cardの設定に関しては以前から何度も挑戦しては失敗し、半ば諦めかけていたところだった。そもそもTwitter Cardの設定がそこまで難しいはずはなく、WordPressを使用している場合にはAll in One SEO Pack、もしくはYoast SEOといったプラグインを使用し、Twitterに関しての設定を済ませれば反映されるはずだった。しかし、Card validatorで何度確認しても画像が表示されない。metaタグは読み込まれており、その他も正常に動作している。そこでGoogle ChromeのView > Developer > View Sourceでソースコードを確認してみる。するとog:imageが抜けていることに気付いた。何故抜けているのかは結局分からなかったが、この際プラグインに頼らずにコードを記述する方向に移行した方が早いと判断した。

コードの記述

【2018年版】Twitterカードとは?使い方と設定方法まとめ

設定の方法としては上記のリンクを参照した。コードの記述については以下に説明する。

六つの設定

まずはTwitter Cardの種類を設定する。

<meta name="twitter:card" content="Twitter Cardの種類" />

2番目にTwitterのユーザー名を設定する。

<meta name="twitter:site" content="@crossmediaarts" /><meta property="og:url" content="ユーザー名" />

3番目に記事のURLを設定する。

<meta property="og:url" content="記事のURL" />

4番目に記事のタイトルを設定する。

<meta property="og:title" content="記事のタイトル" />

5番目に記事の要約を設定する。

<meta property="og:description" content="記事の要約" />

6番目に画像のURLを設定する。

<meta property="og:image" content="画像のURL" />
四つの注意点と実例

ここで注意点が四つあるので、以下に列挙する。

・上記のコードをWordPressのEdit Postで直接書く場合は、各metaタグの間に改行などを入れずに書くこと。

・記事の要約に関しては文字数制限を超える部分は勝手に省略されるが、文字以外のタグなどを文章中に使用しないこと。

画像のサイズは1MBまでに抑えること。

・Twitter Cardの種類はsummaryかsummary_large_imageを選択すること。

1番目の注意点については、そうしないと反映したときに記事に空白ができてしまう。2番目の注意点については、そうしないと画像が反映されない。3番目の注意点については、画像のサイズが1MBを超えると画像が反映されない。4番目の注意点については画像の大きさが変わるのでどちらが良いかは状況によるが、NILOGでは基本的にsummary_large_imageを使用することにした。

参考までに実例としてこの記事に実際に書いてあるmetaタグを記述しておく。

<meta name="twitter:card" content="summary_large_image" /><meta name="twitter:site" content="@crossmediaarts" /><meta property="og:url" content="https://nilorderofchaos.com/nilog/20180413" /><meta property="og:title" content="ブログ改造日記 10: Twitter Cardの設定" /><meta property="og:description" content="遂にこの時がやってきた。Twitter Cardの設定に関しては以前から何度も挑戦しては失敗し、半ば諦めかけていたところだった。そもそもTwitter Cardの設定がそこまで難しいはずはなく、WordPressを使用している場合にはAll in One SEO Pack、もしくはYoast SEOといったプラグインを使用し、Twitterに関しての設定を済ませれば反映されるはずだ。" /><meta property="og:image" content="https://nilorderofchaos.com/nilog/wp-content/uploads/sites/2/2018/04/pexels-photo-326576-1024x598.jpeg" />

戦いを終えて

一先ず長きにわたる戦いを終えて、自分の中では一段落した。Twitter Cardの設定ができなかったが故にTwitterを有効活用できないというジレンマが長期間発生していたが、これからは積極的にTwitterでもNILOGを宣伝していくことができそうだ。今回の発展系として子テーマのheader.phpに然るべきコードを記述すれば、各記事に上記のようなコードを一々記述しなくても済むだろう。しかし目次もコピペで手書きしているし、大した手間ではないのでしばらくはこのスタイルでいくことにする。過去記事に関しては時間がある時に、随時Twitter Cardを反映できるように変更を加えていくつもりだ。それにしてもリンクに画像が付くだけで見栄えは一気に変わるもので、長期にわたるもやもやが消えたのは本当に良かった。

ブログ改造日記: 連載記事リンク

ブログ改造日記 1: デザインの変更と機能の追加

ブログ改造日記 2: ブログに関する問題点

ブログ改造日記 3: 自滅としてのグーグル八分

ブログ改造日記 4: 「Table of Contents Plus」の限界と自作目次の導入

ブログ改造日記 5: 「All in One SEO」から「Yoast SEO」へ

ブログ改造日記 6: Googleのインデックスに関する問題点

ブログ改造日記 7: 「Broken Link Checker」の導入と自作目次の改善

ブログ改造日記 8: 両端揃えの導入

ブログ改造日記 9: Headerの高さを調整してみた

ブログ改造日記 10: Twitter Cardの設定

ブログ改造日記 11: footnotesというプラグインで脚注を導入してみた

ブログ改造日記 12: カテゴリ整理

ブログ改造日記 13: IFTTTとInstagram Feedの設定

ブログ改造日記 9: 「Twenty Seventeen」のHeaderの高さを調整してみた

ブログ改善要望

久々にブログ改造日記を書いてみる。事の発端はNILOG読者の方からブログ改善要望の声があったこと。内容としてはHeaderが全画面を埋め尽くしているので、アクセス時にブログが更新されたかどうかが一目見て分からない。なのでHeaderの高さを調整するなどして、一目で更新情報が分かるようにしてほしいとのことだった。現在NILOGではWordPressのテーマである「Twenty Seventeen」の子テーマを使用している。よってその要望を反映するためにはテーマを変える、もしくはCSSを変更しなければならない。前者に関しては別の問題が発生する可能性があるのと、現状のテーマで満足しているので今のところ変える予定はない。後者に関してはやり方が分からない場合は調べて実行するのに時間がかかるかと思っていたが、リサーチして少し試してみたら意外にもあっさりできてしまった。なので今回はその備忘録としてやり方を記録しておきたい。

参照リンク

リサーチした結果参照したリンクは以下の二つ。

How To Reduce The Header Height Size Of The Twenty Seventeen Theme Front Page

How do I change the header image height in Twenty Seventeen?

前者のリンクを見つけた時、自分のやりたいことと完全に一致していたのでコードをコピペして終了かと思われた。しかし何故かコピペしても全く変化が見られない。そこで後者のリンクのVotesで一番最初に来ていた回答のコードの部分をコピペし、各vhの部分の数値を弄ってみると望み通りの変化が得られた。よって実際には後者のリンクだけで解決したと言えなくもないが、コメントの部分や順序などは最初のリンクを採用して多少変更を加えたので、その結果は次の項目で説明する。

実際に使用したコード

WordPress Admin > Appearance > Edit CSSにアクセス。するとCustomizing Additional CSSの画面が出るので、そこに追加で以下のように記述する。基本的には先程の後者のリンクのコピペを土台として、それに変更を加えた形になる。

PC画面用の設定
/*Computer screen */

.twentyseventeen-front-page.has-header-image .custom-header-media, .twentyseventeen-front-page.has-header-video .custom-header-media, .home.blog.has-header-image .custom-header-media, .home.blog.has-header-video .custom-header-media {
  height: 1200px;
  height: 30vh;
  max-height: 100%;
  overflow: hidden;
}

まずはPC画面用の設定。変更点は以下。

/*Computer screen */というコメントを追加。
100vh → 30vhに変更。

Mobile画面用の設定
/* Mobile screen*/

.has-header-image.twentyseventeen-front-page .custom-header, .has-header-video.twentyseventeen-front-page .custom-header, .has-header-image.home.blog .custom-header, .has-header-video.home.blog .custom-header {
  display: table;
  height: 300px;
  height: 30vh;
  width: 100%;
}

次にMobile画面用の設定。変更点は以下。

/* Mobile screen*/というコメントを追加。
100vh → 30vhに変更。

Admin bar画面用の設定
/* Computer screen with logged in user and admin bar showing on front end*/

.admin-bar.twentyseventeen-front-page.has-header-image .custom-header-media, .admin-bar.twentyseventeen-front-page.has-header-video .custom-header-media, .admin-bar.home.blog.has-header-image .custom-header-media, .admin-bar.home.blog.has-header-video .custom-header-media {
  height: calc(100vh - 32px);
}

最後にAdmin bar画面用の設定。変更点は以下。

/* Computer screen with logged in user and admin bar showing on front end*/というコメントを追加。

この設定に関してはAdmin barが出ている場合の設定なので、読者の方には通常見えることのない部分。なのでHeaderの高さは元の100vhのまま残した。ちなみに上記の通りにPC画面用の設定とMobile画面用の設定をした場合、Admin bar画面用の設定を100vh → 30vhに変更するとAdmin barの高さの分だけずれるので、ずれをなくすためにはそれより大きめの数値に設定する必要がある。

ブログ改善要望募集中

以上でコードの追加は完了したので、Publishをクリックして実際に反映させる。ちなみにvhの数値はデバイスの表示領域全体を100とした時の割合を示すので、30vhの場合は全画面の3割の表示ということになる。50vhなどで実験もしたが、最終的に更新情報が一番分かり易いのが30vhだったのでこの数値を採用した。またiMac、iPad、iPhoneでそれぞれ表示チェックをした際に特に問題は見られなかったので、CSSが上手く機能しているのだと思う。他にもブログに関しての改善要望などありましたら以下から連絡してもらえると助かります。技術的、思想的に全てを反映できるとは限りませんが、できるだけ読者の声を反映させていきたいと思っているので、よろしくお願いいたします。

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ブログ改造日記 8: 両端揃えの導入

左揃えから両端揃えへ

久しぶりのブログ改造日記、今回はタイトル通りブログに両端揃えを導入してみた。NILOG読者の方の環境によっては、文章を読み進めていくうちにいつもと何か印象が違うことに気付くはず。今までは目次以外は特に文字揃えを意図的に設定していなかったので、左揃えになっていた。しかし日本語の場合は両端揃えが基本であり、その方が全体的に読み易く、清々しく、また整然とした印象を与える。むしろ何故今まで設定していなかったのか自分でも良く分からないが、ブログ改造日記などの根本的な部分の整理に気が配れるようになっているということは、忙しいながらも心に余裕ができている証拠かもしれない。

CSSの設定方法

実際の設定は簡単なので、CSSに慣れている人なら瞬殺できる作業だろう。またCSSに詳しくなくてもこれから書く方法で両端揃えを設定することができる。ちなみに今回はWordPressで何かしらのテーマを使用していることを前提としているが、それ以外の環境の人でもCSSを設定できるなら参考になるはず。

まず以下のどちらかの経路でAdditional CSSの画面を出す。

Appearance > Additional CSS

Customize > Additional CSS

次に以下のコードをコピペして貼り付ける。

body {
 text-align: justify;
 text-justify: inter-ideograph;
}

Publishする。基本的には以上で作業は終了。

CSSコードの意味

body {
}

bodyタグはブラウザに表示されるものに作用する。例えばbodyをh3などの見出しタグに変更すれば、その特定のタグにだけ文字揃えなどを設定することもできる。

text-align: justify;

text-alignプロパティは、文字揃えの位置を指定するためのプロパティ。justifyで両端揃えを設定できる。

text-justify: inter-ideograph;

実はIEなどの特定のブラウザ以外ならこのtext-justifyプロパティの併用は必要ないが、念のために設定しておいた。inter-ideographは日本語などの表意文字の言語において、テキストの単語と文字間隔を調整することで均等割付を設定できる。

今回の記事のまとめ

今回の記事ではブログの文章をCSSを設定することで、両端揃えにする方法を試してみた。場合によってレイアウト崩れが起きる場合もあるようだが、今のところはそういったこともなく満足している。ブログ改造日記では以前から引き続き取り組みたいことが幾つかあったが、やることが多すぎて後回しにしてきた。しかしそろそろそれらにも手を付けるべき時が来ているように感じている。次回がいつになるかは未定だが、引き続きブログ改造日記を通してブログ改造に粛々と取り組んでいきたい。

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ブログ改造日記 8: 両端揃えの導入

ブログ改造日記 9: Headerの高さを調整してみた

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「Amazon Echo Dot」: 初対面の「Alexa」と戯れてみた

「Amazon Echo Dot」と「Alexa」とは?

今回は「Amazon Echo Dot」を入手したので、初対面の「Alexa」と戯れる様子を紹介していこうと思う。その前にまずは「Amazon Echo Dot」と「Alexa」について簡単に説明しておく。

「Amazon Echo Dot」とは?

「Amazon Echo Dot」とは「Amazon Echoシリーズ」の一つで、他にも「Amazon Echo」、「Amazon Echo Plus」の合わせて全3種類ある。主な違いはサイズ、重量、形と機能と価格。「Amazon Echo Dot」は一番安価なモデルで、「スマートスピーカー」を試したいだけならこれでOK。「Amazon Echo」は標準のモデルで、スピーカーとしても使用したいならこちらがお薦め。「Amazon Echo Plus」は「スマートホーム・ハブ」としての機能が搭載されており、他の家電を統括するIoT的な使用の仕方をしたいならこのモデルを選択する必要がある。また現状「Amazon Echoシリーズ」の購入は招待制になっており、Amazonの各商品ページから「招待メールをリクエスト」を送信して招待されないと購入ができない。今回はノリで頼むだけ頼んでみようと思ったので、「Amazon Echo Dot」を1月4日にリクエストし、1週間後の1月11日に招待者に選ばれたという旨のメールが届いた。そして招待購入の有効期限はメールが届いてから4日間ということだったので、そのまま勢いで購入したという流れになる。審査基準は不明だが、そのうち誰でも購入できるようになるはずだ。

「Alexa」とは?

「Alexa」とは「Amazon Echoシリーズ」に搭載されている「AIアシスタント」の名前。「スマートスピーカー」として、「Siri」ができるようなことは大体できそうだが、話しているうちに学習して進化するというパーソナライザーション機能があるらしく、その機能が一番気になっている。また普通のスピーカーとして音楽を聴くことも可能で、「Amazon Music Unlimited」と連携することができる。少し使用してみた印象としては、かなり遠くからの普通の喋り声程度の音量を拾うことができるので、物理的な距離が余り気にならない。他にも色々な機能があるようなので、使用しながら色々試してみようと思っている。

「Alexa」の設定

内容物の確認

まずは内容物の確認。上に掲載した写真のように「Amazon Echo Dot」本体、Micro USBケーブル、電源アダプタ、説明書二つが入っている。

「Alexa」の設定

次に「Alexa」の設定をしていく。手順は以下。

1. 「Amazon Echo Dot」をMicro USBケーブルと電源アダプタに接続し、充電する。

2. 「Alexa」アプリをダウンロードし、Amazonアカウントでログインする。

3. Settings > Wi-Fiで「Amazon-XXX」を選択する。

4. 「Alexa」アプリに戻り、通常使用するWi-Fiのネットワークを選択する。

1を終えると、「Alexa」が挨拶してくる。4を終えると「Alexa」と呼びかけた後に話すことで様々な機能が使用できるようになる。

「Alexa」の質問コーナー

折角初対面なので、「Alexa」の質問コーナーを開催してみた。iPhoneでは「Settings」 > 「General」 > 「Accessibility」 > 「Speech」で「Speak Selection」、「Speak Screen」を選択し、「Voices」で声を選択することで好きな声で喋らせることができる。その声の選択で「Siri」も選べるみたいだったので全て「Siri Female」と「Alexa」に会話させようとしたのだが、色々あって呼びかけ部分は「Alexa」、質問部分は「Kyoko」、回答部分は「Alexa」という三者面談のような状況が作られた。ちなみに普段の言語設定が「Englishl」の場合は「Languagel」 > 「Language & Regionl」の「iPhone Languagel」や、「Siri & Searchl」の「Languagel」、「Siri Voicel」を変更するなどで上手くいくこともあるみたいだ。

三つの質問
Question No. 1: 「ホモ・サピエンスについてどう思う?」

「Siri」: 「Alexa」

「Kyoko」: 「ホモ・サピエンス」についてどう思う?」

「Alexa」: 「ホモ・サピエンスは言語を持ち、複雑な道具を作り使用する能力がある二足の霊長類の動物。唯一の生存しているヒト科の動物。現代人が属する種という意味です。」

「種」を「シュ」ではなく、「タネ」と呼ぶところに「Alexa」から見た「ホモ・サピエンス観」が垣間見える。というか普通に辞書的な説明をされてしまった。

Question No. 2: 「Siriは好き?」

「Siri」: 「Alexa」

「Kyoko」: 「Siriは好き?」

「Alexa」: 「全てのAIが好きです。」

「Alexa」による平和主義宣言が発表された。本心は分からないが、「ホモ・サピエンス」による浅知恵など既にお見通しだったようだ。「Siri」を「尻」と間違えないか心配だったが、それも大丈夫だった。また他の「AIアシスタント」である「Google Home」などでも試してみたが、余り上手くいかなかった。ちなみに動画では質問部分の音声が聞こえづらくなっているが、あしからず。

Question No. 3: 「猫」

「Siri」: 「Alexa」

「Kyoko」: 「猫」

「Alexa」: 「フラッシュニュースです。」

やはりインターネットの覇者である「猫」についてどう思っているのかは聞いておきたいところ。将来的には「ホモ・サピエンス」と「猫」と「AI」のどれが世界の覇者となっていてもおかしくはなく、どれがどれをペットとして扱うのか、もしくはどれがどれに寄生していくのかは興味深いところだ。しかし完全に聞き間違いをされた、もしくは誤魔化された。この後延々とニュースが垂れ流されることになったので、残念ながら途中で中断した。

今後の活用方法

そもそも「石版を丸呑みする回転木馬」で「AI」と「大喜利」というテーマで何かやろうと思ったのが、「Amazon Echo Dot」に興味を持ったきっかけ。「Google Home Mini」にも興味があるので、「Siri」も含めて「AIアシスタント大喜利」などができれば面白そうだが、今回試して思ったのは人よりも「AIアシスタント」の声は認識しづらいということ。なので大半は認識できない系の答えが返ってくるか、もしくは無限ループに陥りそうなので普通にやると難しい気がした。そうなってくると以前紹介した「Udemy Black Friday Indulgence 2017」などの講座を利用して「IBM Watson」、もしくは「自作AI」を使用して何かやるしかなさそうだ。またもの凄く穿った見方をすると、「Alexa」はスパイにも見えてくる。実際に会話は色々データとして使用されるのだろうし、様々な会話を聞いているということは、悪用すれば結構色々できてしまいそうで怖い面もある。とりあえず本日は初対面だったが、今後も色々戯れる中で「Alexa」の成長を見守っていきたい。

Amazon Echo Dot
Amazon Echo Dot
Amazon

3Dプリンタ「Anet A8」DIY奮闘記 2: 洗礼編

ハードウェア調整

今回の記事では以前から引き続き、3Dプリンタ「Anet A8」DIY奮闘記の第2弾を書いてみようと思う。前回は組み立て編ということで、「Anet A8」の組み立てが見事に完了した。なので今回は早速ハードウェアを調整し、サンプルを印刷していく。まずは以下の動画を参考にハードウェアを調整していく。

3D Printer Instruction–Anet 3D Printer A8 Debugging Video

全体の流れ

やり方に関しては上記のリンク先の動画に掲載されているが、以下に簡単に流れを書いておく。

1. 日本の場合は220Vから110Vに必ず変更する。

2. Z軸のリミッターの位置を頂上に持ってくる。

3. X軸のガイドロットの高さを揃え、プラグをコンセントを差し込む。

4. Quick Settings > Home Allで位置を初期化し、Quick Settings > Disable Stepperでヘッドとテーブルを自由に動かせるようにする。

5. テーブル上面からのノズルの位置を計測し、その値 (mm) の分だけZ軸のリミッターの位置を頂上から下げる。

6. 4を再度行う。

7. テーブルの4隅とノズルの間隔が0.2mmになるようにネジを調整する。

8. 間隔が完璧に揃うまで6と7を繰り返し、最後は6で終える。

9. MicroSDカードを挿入し、リセットを押す。

10. Quick Settings > Preheat PLAでノズルが190度になるのを待つ。

11. 飛び出たボルトを押しながらフィラメントを挿入し、先端から溶けたフィラメントが出てくるようにする。

これでハードウェア調整は完了。ここまで終えれば自然とスイッチの操作の仕方なども身に付いているはず。

サンプル印刷

サンプルの選択と完成

ハードウェア調整が完了したので、いよいよサンプル印刷を行う。今回選択したサンプルは以下。

Print file > English Instructions > Test file GCODE > chess-1.75mm PLA-A8.gcode

スイッチを押したので後は待つだけ。完璧な組み立て、完璧なハードウェア調整、そして完璧なサンプル選択に死角は一切ない。それらの試練を経て出来上がったサンプルがこちら。

DIY3Dプリンタの洗礼

……。何だこの出来損ないのえびせんべいみたいなやつは。という訳で今回の記事は本来であればテストプリント編として更新予定だったが、見事に失敗し、洗礼編へと変貌を遂げた。ハードウェア調整中にスイッチが入った時は感動したが、まずフィラメントは全然入らないし、ノズルの上から漏れてきて熱しすぎて変色するし、X軸がぶれまくりだし、終始フィラメントを押し込んでいないと出力されなくなるし、途中でファンが固まったフィラメントとぶつかって外れるし、マスキングテープは汚れるし、ノズルにフィラメントが詰まったのか2度目の印刷はできなかったし、トラブルというトラブルが全て一遍にやってきたような感じだ。原因は不明だが、主にハードウェア調整が雑だったかX軸のベルトの調整が緩過ぎるのが問題な気がする。前者だったらやり直せば良いが、後者は既にやり直しても緩いのが変わらないので正直途方に暮れている。まずはサンプルを出力して、そこから改造のためのパーツを出力し、アート作品のデータを調整して本番の印刷をしようと思っていたが、このままではサンプルすら出力できない。今回はDIY3Dプリンタの洗礼をいきなり受けた感じだが、このまま引き下がるわけにはいかないので、次回は何とか方法を見つけ出し、サンプルを印刷してみようと思う。

3Dプリンタ「Anet A8」DIY奮闘記: 連載記事リンク

3Dプリンタ「Anet A8」DIY奮闘記 1: 組み立て編

3Dプリンタ「Anet A8」DIY奮闘記 2: 洗礼編