「ZOZOSUIT」が届いたので体形採寸してみた

「ZOZOSUIT」届く

先日発送が遅れに遅れた「ZOZOSUIT」が遂に家に届いた。

袋を開封して中身を取り出した写真が以下。

断り書きにはセンサー方式からマーカー方式へと進化したと書いてあるが、これに関しては一先ず置いておく。「ZOZOSUIT」の上下を取り出し、計測用スマートフォンスタンドを組み立てる。

ここからはZOZOTOWNのアプリをダウンロードし、指示通りに計測していく。流れとしては「ZOZOSUIT」を着用し、時計回りに12回写真撮影が終了すると結果が表示されるようになっている。ただしテーブルの高さが低かったせいか、位置の前後が合わず、何度もアプリに注意される羽目に。さらには部屋の明かりが明るすぎてセンサーが読み取れないと言われたので、少しだけ暗くしたら暗すぎて無理ゲーと言われ、中々注文の多いアプリであることを把握する。計測結果に関してはここまで詳しく体系採寸したことがないので、どの程度の精度なのかはいまいち不明ながらも、大体正しそうな印象を受けた。最後に「あなたサイズ」の服と有名人がそれを着ている写真などをチラ見し、アプリを終了した。

センサー方式からマーカー方式へ

ここからは先程置いておいたセンサー方式からマーカー方式への進化について書く。進化は退化を伴うということは良く言われるが、ファッション的、もしくはコンセプトを体現するヴィジュアルとしては大分退化したというのが率直な感想。もちろん計測用なので別に問題はないのだが、こういう商品はブランドイメージが重要なので割とこの変更は痛い感じがする。初代「ZOZOSUIT」はセンサー方式でデザインも全く異なるものだったが、それは失敗に終わり、二代目「ZOZOSUIT」はマーカー方式でデザインが変更されていた。簡単に言えば前者はGantzのスーツのようなデザインだったが、後者はモーションキャプチャーの撮影用の服に水玉模様を鏤めたようなデザインになっている。また発送が大幅に遅れた代わりに送料など含めて無料になったのだが、それに関しては特に怒りも得をしたという感情もなく、色々大変ですねという感想を抱いた。

Maker Movementとビッグデータ

「ZOZOSUIT」に関して興味深いのは、Maker Movementで言われていたような流れに大企業が参入してきたということと、生体情報に関するビッグデータを収集した後にそれをどう活用していくのかということ。前者に関して言えば、デジタルファブリケーション的なカスタマイズ性により、個人に最適化した商品を生産することが鍵になるが、「ZOZOSUIT」はその流れを上手くファッション業界の中で活かそうとしている。また生体情報に関するビッグデータを応用すれば、それはファッションだけではなく医療や全く別の分野でも活用できるはずで、今後ZOZOTOWNがどのような方向性を打ち出していくのかは興味深い。単純にこの「ZOZOSUIT」を活用しようと思ったら、会員登録やアプリのダウンロードも自然に行わせることができるし、注文までの流れもスムーズに行く。しかしそういったビジネス上の上手さだけではなく、背後に隠された鉱脈をどう活用していくかによって、海外の大企業と競争できるようになるかどうかが決まるのではないかと思った。