VR瞑想のすゝめ

VRゴーグル = 瞑想の補助ツール

VRゴーグルは瞑想の補助ツールとして優秀である。根本的なことを言えば物理世界が存在するとして、人間は脳と心の情報世界のフィルターによってしか現実を認識できないので、人間は24時間365日瞑想空間の中に存在しているということができる。であるならば、本来はその情報空間に対して自覚的に自分自身 = 宇宙をハッキングしながら自分の理想の関係性 = 自我を世界に生じさせることを生きることと定義することもできる。そう考えると自我とは可変的なものであり、書き換え可能なものである。しかし多くの人間は自我についてそう認識してはおらず、自分の理想ではない世界を目の前に何度も出現させ、終わらない日常の中で悲劇的なループを繰り返している。そのループする世界線から脱出するために、VRゴーグルを使用したVR瞑想のすゝめについて今回の記事では取り上げてみたい。

快/不快とハードルの高さ

人は苦痛を感じたり、不快であったり、つまらないと思うことには取り組まない。たとえそう思う対象に無理して取り組んだとしても効率は著しく落ちるし、継続することは難しい。瞑想は多くの初心者にとって取り組みづらいものであることは確かであり、経験者の言うようなイメージや映像を五感を通して情報世界で体験することは難しい。つまり簡単に言えば瞑想がつまらなく感じたり、それを続けることが苦痛になったり不快に感じることは自然なことであると言える。そこでVRを使用して視覚と聴覚を使用した映像世界のイメージを補助輪とすることで、その最初のハードルを越えることは格段に容易になる。最終的にはその情報空間の上で理想的なドーパミンの経路を形成し、自分でコントロールできるようにすることが理想。ただしとりあえずVRの世界に没入してみることで、情報空間で運動するということがどういうことなのかという感覚を簡単に掴むことができるはずだ。要するにVR瞑想は通常は不快な状態を快の状態に変換することでハードルの高さを変更し、継続性を獲得するために有効な手段であるということができる。

「VRヒーリング瞑想」

そこで今回の記事では一番簡単に取り組むことができる瞑想として、「VRヒーリング瞑想」を取り上げる。その手順は以下のようになる。

1. 自分の中で最もリラックスできるVR動画を選ぶ。動画の長さは5分以上15分以下程度、イメージだけではなく音もリラックスできるもので、没入感を高めるために360度VR動画であることが望ましい。

2. 個室でVRゴーグルを装着する。個室で行うのはできれば周囲の目が気にならない場所の方が良いから。

3. 姿勢は結跏趺坐や半跏趺坐でも良いが、椅子に座ったり、寝転がったり、途中で動いても構わない。

4. 呼吸法は逆腹式呼吸を行う。逆腹式呼吸とは腹式呼吸の逆で、呼気の時に腹を膨らませ、吸気の時に腹を引っ込ませる呼吸方法。

5. 準備が整ったら準備していたVR動画を流しながら瞑想する。過去のトラウマになった出来事や嫌な記憶を思い浮かべ、それらとリラックスしたイメージや音から想像される心地良い情動を結び付ける。

以上の五つの手順を守って「VRヒーリング瞑想」を行うことで、過去や日常の出来事によるストレスを軽減し、新鮮な気分でまた新しい生活を送ることができるようになる。本来ならば過去のトラウマや嫌な記憶と心地良い情動を自分の力だけでイメージし、結び付ける必要があるが、「VRヒーリング瞑想」ではVR動画を使用することで取り組み易くなっていることが特徴。VRゴーグルは使い方によっては現実逃避のツールにもなるが、一方で使い方によっては現実と向き合うためのツールにもなる。また上記のような手順を完全に守らなくても、ストレスを感じた時にVRゴーグルを使用し、リラックスできるVR動画に短時間没入するだけでも大分違うので、少しでも気になった方は是非試してみてほしい。