100枚ドローイングへの道のり 3: L世代〜P世代

世代を経ての変化

今回は前回に引き続き100枚ドローイングのL世代〜P世代を紹介する。この辺りの世代はコラージュからの流れを引き継ぐと共に、今まで使用していなかった新しい画材でドローイングを量産していった。枚数も途中で半分を超え、遂に100枚ドローイングも折り返し地点を通過。時間の制限から当初の予想通り、メディア変換がより画材変換に近づいていき、自分の中ではパターンが大体掴めてきた頃の世代になる。それでは早速、前回と同様にL世代〜P世代のドローイングを紹介していく。

100枚ドローイング (L世代〜P世代)

L世代

テーマ: ミクストメディア

評価基準: 構成

遺伝: L⁗

解説: L世代はコラージュとブリコラージュの世代の流れを引き継ぎ、ミクストメディアをテーマに制作した。1枚1枚方法論を変えつつ、今までのやり方を自分の中で整理できた感覚があった。結果としてL⁗を選んだが、L″と最後まで悩んだ。

L

L′

L″

L‴

L⁗

M世代

テーマ: 文脈のブリコラージュ

評価基準: 無駄の無さ

遺伝: M′

解説: M世代は文脈のブリコラージュというキーワードが思い浮かんだために、それを具体化しようとした世代。本来ならもっと後の世代でやりたかったテーマ。また本当はもっと幅広く様々な知見を埋め込みたかったのだが、思いの外具体化できなかったので3枚で終了。M′を選択した。

M

M′

M″

N世代

テーマ: 具体と抽象

評価基準: 両義性

遺伝: N

解説: N世代はチャコールペンシルを使用したことで、これまでとはガラッと雰囲気が変わった。シャーペン、鉛筆、ボールペン、色鉛筆などこの世代に至るまでに様々な画材を使用してきたけれど、その中では一番お気に入りの画材かもしれない。N⁗と迷ったが、Nを選択した。

N

N′

N″

N‴

N⁗

O世代

テーマ: 線

評価基準: 密度

遺伝: O⁗

解説: O世代はN世代からの意識を引き継いだ上で、線をテーマにしてドローイングをした。色鉛筆を使用して色も付いているものが多い。評価基準は密度となっているが、キャラのような図像に密度があると解釈してO⁗を選択した。

O

O′

O″

O‴

O⁗

P世代

テーマ: 色

評価基準: 密度

遺伝: P

解説: P世代はO世代に色が付き始めたことから、色をテーマにしてドローイングを描いた。今までに出てきたようなパターンでも画材と色の組み合わせなどを変えると違って見える。Pを選択した。

P

P′

P″

L世代〜P世代総括

L世代〜P世代では抽象画だけではなく、キャラや具象画のような図像が出てきたことが意外だった。もちろんそれを狙ってテーマにも設定したのだが、絵を描き始める前に何を描こうと設定して絵を描くことができないので、線を重ねて直感で突き進んだ結果、木になったり、鳥になったり、スマホになったり、キャラになったりという感覚が面白かった。100枚ドローイングも後半戦に突入し、ここからはメディア変換とドローイングの内容のネタが尽きてくることが予想されたが、そんなことを考えている間も無かったので、このまま道を一直線に突き進んでいくことになる。

100枚ドローイングへの道のり: 連載記事リンク

100枚ドローイングへの道のり 1: A世代〜G世代

100枚ドローイングへの道のり 2: H世代〜K世代

100枚ドローイングへの道のり 3: L世代〜P世代

100枚ドローイングへの道のり 4: Q世代〜U世代

100枚ドローイングへの道のり 5: V世代〜Z世代

100枚ドローイングへの道のり 6: 「突然変異とトゥルーエンド」 (ステイトメント)