ほしい物リストの福音

時間と精神と肉体

この時期になると毎年誕生日というものを迎えるようだ。年齢に関しては一般的な解釈とは異なっている自覚があり、かなり独自の見解を持っている。簡単に言えば肉体的にも精神的にも年下でも実質上年上な人があり得るし、その逆もあり得ると思っている。また精神的の在り方が肉体に与える影響も大きいと思っており、その意味では顔の美醜というよりは顔付きのようなものに人生が反映されることもあるし、肉体年齢にも大きな影響を与えていると信じている。この考え方の根本には年齢というよりは時間に関する考え方と、精神と肉体におけるホメオスタシスの考え方の影響がある。まず時間の稠密度は人によって異なるという意味で時間の流れは誰にも平等ではない。それは例えば短眠などによる単位時間の区切りが平等な上での違いではなく、一定の単位時間の区切りの中での密度が違うということだ。また精神が肉体に影響を与えるのであれば、同じだけの時間を経過した人をまとめて同じ年齢で数えるという根本の概念自体がおかしいのではないかとも思っている。確かに社会的にはその方が管理し易いのだが、本質は異なり、年齢を経るごとに違いは顕在化してくる。そういう意味で10代の老人もあり得るし、50代の若者もあり得るだろう。実は日本社会には拝金主義と年齢差別が至るところに埋め込まれているのだが、その構造を変えることが難しいのならば、一方でその同調圧力をエネルギーとして変換して生き延びる術を身に付けなければならない。

感染力

生命時間は常に足りない。実現したいことに対して肉体の数が足りない。1人の人間が処理能力を極限まで磨いたとしても、そこにはやはり限界が存在する。よって理念を共にするチームを作ろうとする。しかし自分の性質とチームの相性を考えた際に、自らの才能だけでは足りないものに気付く。1対1の人間関係を深めることができても、1対多の人間関係を深めたり、広げたりすることには他の才能を持った人材が必要になる。そのような人材を手に入れるためには自分がさらに自分の色を濃くし、またその理念に同調するように人々を感染させなければならない。0から1では足りない、1から100でも足りない。0から100が最低限、そして願わくば時空を超えてその感染がミームとして情報空間の遺伝子に組み込まれていくように全力を尽くさなければならない。自分だけでは足りないことが分かっている、しかし現段階でチームを動かしても無理なことも分かっている。約1年前にその出発点から出発し、今年はさらにその深淵へと踏み込んでいくだろう。その先に見える景色はまだ見たことがないが、大きな挫折の後には必ず大きな達成があることを知っている。それは躁鬱の波の形に相似しているが、それ故にそのリズムは崩れているようで大局的に見れば安定している。その経験と好奇心だけが今の自分を支えている。

ほしい物リストの福音

ありがたいことに今年もNILのほしいものリストからプレゼントが届いた。一つはAmazonでもダントツに評価が高い「VOX PLUS BE 3DVR ゴーグル」というVRゴーグル。もう一つは『地域アート: 美学/制度/日本』という本。これらは両方以前から欲しかったものであり、欲しい物リストの福音を崇め奉るばかりである。「VOX PLUS BE 3DVR ゴーグル」は入門にぴったりのVRゴーグルとして良さそうに思っていたし、以前「VR ZONE Project i Can」を体験した時からVRコンテンツも大分進化してきた感があるので気になっていた。また地域アート: 美学/制度/日本で扱っているテーマに関しては自分も当事者として近い現場にいたし、その現場の問題点も感じていた。本書はその日本特有の現代美術に纏わる問題とそれに関連する諸情報をまとめた本として、必読の書だろう。本日はVRゴーグルを少しだけ体験し、本も読んでみたがどちらも素晴らしい体験だったので、後日改めて一つずつ詳細に記事にまとめてみようと思う。